転職する際は福利厚生を重視しよう

看護師が転職を検討する際、つい勤務環境や給与水準にばかり目が行きがちですが、福利厚生もしっかり見ておくことが大切です。そんな福利厚生には様々な種類があります。

特に通勤補助や住宅補助などは、どれくらいもらえるかによって実質的な給与の手取り金額が大きく変わってくるため、事前に確認しておくべきです。例えば、同じ月収25万円の求人案件でも、1万円の家賃補助がもらえるものと、2万円の補助がもらえるものがあったとすれば、毎月1万円の差が出ることになります。これを1年で換算すれば、12万円もの差が出ることになります。

また、小さなお子さんがいる方の場合は、各種の補助制度に加えて、託児所の有無も確認しておきたいポイントです。近年では育児をしながら看護師として働く人が増えてきており、院内に託児所を設ける医療機関が増えてきています。院内託児所に子どもを預けられれば、送迎の手間が省ける上に発熱などのいざという時にも速やかに対応できるため、安心して仕事に取り組むことができるでしょう。

加えて、看護師はストレスが大きな仕事だけに、どの程度休みを取れるかという点も重要なポイントです。法定の有給休暇以外に医療機関独自の休暇制度が用意されているかもしっかり確認するようにしましょう。制度はあるものの、実際にはなかなか休みが取れないというケースも少なくないため、面接時などに直接、休暇の取得率などを聞いてみることをおすすめします。