特徴的なものが多い看護師の法定外福利厚生

福利厚生は、法定福利厚生と法定外福利厚生の二種類に分けられます。法定福利厚生とは、会社が労働者に与えることを法律によって定められている福利厚生のことで、雇用保険や労災保険、厚生年金保険などが含まれます。

一方、法定外福利厚生とは、会社が独自に定めた福利厚生のことで、会社によって内容は異なります。金銭的な内容が多い法定福利厚生に対して、施設やサービスなどの提供が含まれるのが法定外福利厚生の特徴です。

看護師の福利厚生もこの二種類に分類されていますが、看護師の法定外福利厚生には他の業種にはない特徴的なものが多い傾向にあり、職場選びの注目ポイントとなっています。

看護師ならではの法定外福利厚生には、院内保育園やメンタルサポート、資格取得支援などが挙げられます。院内保育園は、夜勤や不規則な看護師の勤務に対応した保育園制度です。院内に保育所があれば、子どもを送り迎えする必要がない上、子どもの急な体調変化にもすぐ対応することができます。

メンタルサポートは、臨床心理士に相談できる制度で、専門的なメンタルケアを受けることが可能です。不規則な勤務体制や責任が大きい仕事によって疲弊してしまっても、いつでも専門家に相談ができるという安心感があります。

仕事資格取得支援は、看護師の資格に関して、取得に必要な費用や時間を負担してくれるというものです。勤務して、自身のキャリアアップを目指したい方は要チェックの制度です。

このように病院によって様々な制度があります。サポートがあるのとないのでは、大きな差があるので、自分に合った福利厚生がある職場を探すようにしましょう。